「編集者とライターって、何が違うの?」と疑問に感じる方もいるのでは?ライターを始めたばかりの方は、前提知識として両者の役割の違いを把握しておくと、仕事がやりやすくなるかもしれません◎
今回は、現役Web編集者のコバコが、編集者とライターの違いについてまとめました。
編集者がすること
編集者が行うのは、企画立案をはじめ、そもそもの企画を行う意義を考えたり、成果を出すにはどうするべきか考えたりするところからです。いわば、全体のディレクションを担っているといえます。
ここではWeb編集者の場合をご紹介しますが、企業の案件(商品のPRなど)で記事を制作するなら、達成したい目標の確認や設定、目的達成のためのアプローチまでを考え、必要に応じて出演者をアサイン(キャスティング)したり、スタジオ・カメラマン・ヘアメイク・ライターなどの手配をします。
また、コンテンツの中身を考えるのも編集者の仕事(ときにはライターが記事の中身を考える場合もありますが)。企業案件なら、編集者が構成案を作成し、クライアントとの調整も行います。
そうして準備を整え取材当日を迎えたら、必要なインタビューや撮影を時間内でできるように、全体に目を配ります。ざっと編集者の仕事をまとめてみると、以下のように業務内容は多岐にわたります!
- テーマや施策の目的の設定、確認
- コンテンツ内容の検討
- 予算の管理
- 記事内容の検討
- 個別の記事構成案の作成
- ライター、カメラマン、ヘアメイク、出演者等のアサイン
- スタジオやケータリング等の手配
- 当日の取材の取り仕切り※ディレクション
- 原稿をライターから受領し編集
- ゲラのチェックや確認作業
- ローンチ作業
ライターがすること
対してライターの仕事は、基本的には原稿を執筆する部分です。ネタ出しや構成案の作成、クライアントとのやりとりまでライターが行う場合もありますが、仕事内容のメインは記事を書くこと。反対にいうと、編集者は執筆自体はしません。
ライターの仕事をまとめると、次のとおりです◎
- 編集者から連絡を受けて、案件を受注
- 編集者とネタ会議(ない場合もある)
- 記事案の提案(ない場合もある)
- 構成案の作成(編集者が作成する場合もある)
- 構成案に沿って記事の執筆
- 編集された原稿の確認(ない場合もある)
- 記事の公開を待つ
現役Web編集者・コバコが考える編集者とライターの違いをお伝えしました。最初にライターや記者からキャリアをスタートして(コバコの場合はコレ)編集者にステップアップしたり、反対に会社勤めで編集者から始めて、フリーランスのライターとして独立したり、両方を経験している方も多い印象です。
これからライティングを始める方やライターとして活動を始めたばかりの方は、両者の仕事内容の違いを理解しておくと、(仕事のクオリティに直結するわけではないかもしれませんが)きっと仕事がやりやすくなると思いますよ◎
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