ライターとして活動を始めたら、できるだけ良質で条件がいい案件を獲得したい!と思うのは当然のこと。
特にライターを始めたばかりの方が、仕事を獲得するためのヒントになるように、30代現役Web編集者のコバコが、編集者目線でこんなライターさんならお願いしたい!と思う条件をまとめてみました。
構成案通りに、きちんと執筆してくれるかどうか
案件によっては、ライターが記事の内容(=構成案)を考えるのではなく、ライターに話がくる前に、編集者がクライアントと調整などして、おおまかな記事内容がすでに決まっている場合もあります。
このとき、編集者は確定済の構成案に沿ってきちんと記事を書いてくれるライターさんを探しています。
なので、基本にはなりますが、ライターさんが自分が書きたいものではなく、決められた内容に沿って抜け漏れなく書いてくれるかがとても大切なのです。
間違ったことを書いていない=エビデンスがしっかりしていること
ライターさんからあがってきた記事を編集していると、「あれ?これって事実関係合ってる?」と思う内容が書かれていることも、たまにあります(もちろん人間だから、間違えることもあると思います!)。
とはいえ、こういうエビデンスがしっかりしていなかったり、思い込みなどによって事実関係を間違えてしまったり、きちんと事実関係を確認できていなかったりするものを記事化してしまうのは避けるべき。
基本的に、参照するデータや資料は、公的機関や大企業、専門機関などが出しているものに絞りましょう。また、参照したURLなどをコメントなどで残しておくと、編集者の編集作業がスムーズに進むだけでなく、安心もできます◎
(薬機的にNGなど)書いてはいけない内容が記事の多くを占めていないか?
例えば美容系の案件などでは、「シミが消える」といった表現は、薬機的にNGです。
特に企業の案件では、ライター個人の(美容の)体験談であっても、こうした法律的にNGなために、書けないことも多々あります。なので、こういった世の中に出せない内容が記事の大半を占めていると、そもそも記事を掲載できなくなってしまいますし、大幅な記事内容の方針転換や修正の手間が発生してしまうため、編集者は避けたいと考えています。
誤字脱字がないこと、少ないこと
これはめちゃくちゃ基本ですが、誤字脱字がないかは、信頼度に関わります!(ベテランライターさんでも、たまに誤字脱字が多い方がいらっしゃったり…)
誤字脱字の回避策のひとつとしてオススメなのは、固有名詞(人名や地名、成分名等…)などは、Googleで検索したテキストを、そのままコピペする方法です◎
何かを勧めるために、何かを批判する内容の記事になっていないか
また美容系の案件を例に挙げてしまいますが、例えばオーガニックのコスメを勧めるために、ケミカルな製品が良くないと受け取られかねない表現をするのは避けたいところです。
ほかのものを批判することで何かが良いと勧めるのではなく、単純にその取り上げる商品などの良いところがどうして良かったのか、といった方向性にするのがGoodです◎
納期・文字数など基本を守ってくれるか
言わずもがなですが、納期と指定の文字数を守るのは基本中の基本。どんなに良い原稿を書いていたとしても、納期が守れていなければ信用に関わります。
原稿のクオリティにこだわりたい気持ちもあるかもしれませんが、持てる時間や条件内でベストを尽くすというスタンスで、基本的には執筆するのがいいと思います。もちろん、やむを得ず遅れる場合は、理由を伝えた上で編集者と調整してみましょう。いずれにしても、何も連絡なく遅れることのなきように…!
文字数に関しても、大幅に足りないと追加執筆の依頼がきたり、編集時に編集者が加筆したりすることにもなってしまいますので、書いた記事が指定文字数に足りているかも、しっかりチェックしたいところです。
プラスして、そのライターさんにしかない要素もエッセンスとして原稿に入っているとなおGood!
原稿の種類にもよるかもしれませんが、ここまでで紹介した基本を押さえた上で、構成案がかっちり決められている原稿であっても、ピックアップしてくるデータが的確だったり、例えば美容案件で美容にもともと詳しい方なら、そうした背景の知識も盛り込つつの厚みのある記事にできたりすると、その人ならではの特色が出て、また依頼したい!と思ってもらえる可能性は高まると思います◎
ただ、これに関しては、だんだん強みを見つけていけば問題ないはずです。
今回は、Web編集者目線で、こんなライターさんだったらまたお願いしたいな、と思うポイントをご紹介しました。
ライターとしてこれから出発される方、もっとお仕事を獲得したい方の参考になりますように。
コメント